韓国へ行くと、日韓に色々問題があるのが信じられないほどたっぷりの愛情を受けとることが出来ます。
食堂のおばちゃんはもっと食べなさい、あれもこれもサービスしてあげるとひきりになしに気にかけてくれるし、ショッピング帰りに電車で立っていたら荷物持ってあげようか?と急に話しかけられるし笑
みんなびっくりするくらい構ってくるんです。
そして仲良くなっていくと、私はあなたの兄・姉のような存在だからオッパ(兄)・オンニ(姉)と呼びなさい、姉妹のように仲良くしよう。と言ってくれます。
逆に年下に慕われると、姉のように慕っている証としてオンニ・ヌナと呼ばれ、 (女性が女性をオンニ、男性が女性へはヌナと呼ぶ)
こうして国中の人が家族のように情愛に溢れた呼び方をし、相手を敬います。
私は、父がいなくて姉妹もいない一人っ子。
母が再婚後、義理の父、義兄弟、義祖母と住む機会に恵まれたけど、一緒にご飯を食べていても、旅行へ行ってもいつもなんだかよそよそしく、いつもひとりぼっちな気がしていたので、他人でも皆が堂々と「あなたは家族だ」と言い合う韓国が、羨ましく少し妬ましいのかもしれない。
もう戻らない日々だけど、こんな文化があればもしかしたらあの頃の心も少し癒えていたのかな、と訪れる度に羨ましく思うこともあるのです。
私は韓国へ行くといっぱいおかずをおかわりして、遠慮なくタクシーのおじちゃんでも、その辺のおばちゃんにもあれこれ頼って思う存分甘えます。
照れくさいかもしれないけど、その方が喜ばれるんですよ。
国が違っても、血がつながっていなくても、一人ひとりが苦労や哀しみを背負った愛おしい人。
そういうのは、思うだけじゃなくて言葉にするものだ。
たまにじゃなくて、毎日ね。
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