マリア様が見ている

ひとあじ違う観光スポットを巡りたい人におすすめなのが、교회(キョヘ)。

教会です。


2005年統計庁の発表によると韓国の人口の約3割がキリスト教徒で、キリスト教が最大勢力の宗教であると言われています。

内訳は、プロテスタントの信者が2に対して、カトリック信者が1になっているそう。(wiki調べ)


住んでみるとどの街にも小さな教会があり、クリスチャンが多い事を実感しました。

中でも明洞にある「明洞聖堂」は、観光で行くのにとてもおすすめの教会。

一般の人へも普段から解放されているので、聖堂の中も見学することが出来ます。


「明洞聖堂」は1898年に6年の歳月をかけて完成された韓国で最も古く、歴史のあるカトリック系の教会です。

1970年~80年代の韓国民主化運動の中心地となり、韓国教会の共同体が初めて誕生した場所で、韓国社会の発展と人権拡張のために重要な役割を担いました。

現在は観光客から、ミサに訪れる家族、休日は結婚式を行なっていたりと常に活気ある雰囲気。

また、ドラマ「美男ですね」「冬のソナタ」等のロケ地としても有名なスポットです。

ゴシック様式建築の聖堂の祭壇の地下には、信仰を守り通した人の聖人と4人の殉教者たち9人の遺体が安置されています。 


高い天井にアーチ型の窓、光が透けるステンドグラスは一歩足を踏み入れると明洞に居ることを忘れてしまうくらい幻想的。

建造物を鑑賞するだけでも行く意味があるくらい、「荘厳」という言葉を目で感じられる空間というのは中々貴重ではないでしょうか。

私も教会の澄んだ空気が好きで、留学中、授業が終わって1人暇なので(笑)

この明洞聖堂へ来たりしてました。


考え事したり祈る人の姿を眺めたり。


教会は、入るだけで守られているような不思議な安心感もあるし、高校生のころカトリック系の学校で朝礼でミサに通ってたので、馴染みもあって落ち着いた。


まぁ留学中本当に色々なことがあった(笑)自分にとっては、なんだかリセットされる空間だったのかもね。

人は嘘をつくし、裏切るし、自己中だし、クズも多い。


手を貸したって、善意を仇で返されることも。

等しく、平等に、愛を……を実践するのはとても難しい。


でも、バッグを落としたおばちゃんのハンカチやポイントカードやらを一緒に拾ってあげたら、今日から母親と同い年の親友が出来るかもしれない。


道でヒールが挟まったOLに、手を貸してあげないと恋は始まらない。


何もないところで豪快にコケた人に「大丈夫ですか」って駆け寄って一緒に笑ってあげたら、その人は膝が痛くてもちょっぴりハッピー。


冷たい石像の、でも柔らかな表情の聖母を見ると信仰心も理解できる気がする。


罪の中で生きている私たちが行なった小さないい事は、マリア様が見てくれているかもしれない。












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