勢いあるソウルをもっと盛り上げてくれているのが「街の音楽」。
ショップから響くアイドルの歌声、ふらっと入ったカフェで流れているオシャレな曲、銭湯のテレビから流れるドラマのOST、タクシーのおじさんが好きなのであろうシブい韓国歌謡曲。
うーん
どれもめっちゃ韓国ぽさを盛り上げてくれた(^^)!
1人旅は1人でいる時間が長いから、たくさんの音楽が耳に残りました。
普段の生活を続けていると、常に誰かと話していたり、連絡をとるのに夢中だったり、移動に焦っていて街に流れる音楽って聴こえてこないですよね。
そもそも日本は街にそんなに音楽かかってないかも?
それに対し韓国は街に四六時中ガンガン流れてて、ちょっとうるさい。笑
でも、こんなに街は音楽で溢れていたのか。と改めて感じることが出来ると、BGMだけがかかった映画のセットにぽつんと置き去りにされたような、不思議な感覚だった。
ドラマのワンシーンを切り取ったような、美人なOLさんやモデルみたいな男の子のいるカフェではDEANが流れていて、いい雰囲気。
カンナムの飲み屋から流れるちょっと安っぽい女性アイドルの曲は、久々に会って飲み明かそうとする親友たちの集まりに哀愁を漂わせていた。
駅で別れを惜しむカップルのスマホのイヤホンから漏れる曲は、恋愛マンガのラストシーンみたいに可愛い。
自分の目でカメラのフィルムを回すようにソウルの日常を見てみたら、そのシーンのために選ばれたBGMが流れているかのように、ピッタリと音楽が寄り添っていた。
寒い国だからか韓国の冬の歌はより切なく、さみしい曲が多い。
お馴染みのちょっと霞がかかったような灰色の空、キラキラ派手なネオンが眩しい街にいい意味で韓国らしいダサかわいい曲が流れつづける。
最終日は雪が沢山降った。
皆寒そうに、でもあたりまえのようにタクシーにのったり、地下鉄に乗って雪の中家路につく。
そんな平凡な毎日の中でも、音楽はいつも街に溢れていて、雪のように君の肩に、髪に、指に落ちて、触れて、消える。
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